自然光撮影の魅力

自然光のやわらかさを利用したい

何人かのモデルさんに聞いてみたところ、撮影会で使われるスタジオに自然光が入る場合、カメラマンさんの反応がとてもよくなる、ということでした。
テンションが上がるようです。
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と言いながら、多くのカメラマンさんが自然光に加えて、スタジオに備え付けの定常光やストロボを使って撮影しようとしてしまいます(←これはわずか数年前の自分のことでもあります)。

それが悪いわけではなく、むしろ撮影方法によってはそのほうが良い場合もあります。

(自分も状況によってはバンバン定常光もストロボも使います)

でもせっかくなら自然光のみで撮って、そのやわらかさを堪能したいところです。

ちなみに上の写真ももちろん自然光のみで撮っています。

さらに顔のサイドに影を残し、立体感のある写真にすべく、光がカメラマン側から回らないように暗幕で遮光してあります。

けっこう複雑なことしてるんですよ。


自然光だけで大丈夫なのか?

スタジオ内は、何もライティングがなければけっこう暗いです。
しかもぼくは、撮影時は自然光とスタジオ内の電気のミックス光(2つ以上の光が混ざること)になるのを嫌って、スタジオのライトは消してしまいます。

すると昼間とはいえスタジオ内はかなり暗くなります。

この写真を撮ったときですが、室内はほぼ真っ暗、外は、夏とはいえ大雨が降っている状態です。

それでもこれだけ明るく撮れるんですね。
ただこのスタジオだから自然光のみで、大雨の中でもこれだけ撮れたわけです。

下のページの解説のように、スタジオの選定に失敗すると、雨が降っていれば、自然光のみでここまで明るくは撮れません。